アレルギー疾患

<食物アレルギー> 

年齢が大きくなるに従って改善する(自然耐性化といいます)傾向があり、乳幼児の5~10% 学童期の1~2%のこどもに食物アレルギーがあります。発症のピークは0歳児、主なアレルゲンは鶏卵、牛乳、小麦です。

即時型アレルギー症状は、食べた直後から30分以内に起こることが多く、なかには2時間ほど経過して症状が誘発されることもあります。症状はじんま疹やかゆみなどの皮膚症状がもっとも多く、粘膜症状もつぎに多く認めます。

急な処置が必要になる症状として喉頭粘膜症状があり、具体的には声が出にくい、犬吠様咳、ぜいぜい、息苦しさなどです。これらの症状をみとめたときは速やかにお近くの医療機関を受診する必要があります。

当院では原因食物の特定のために詳細に問診を行い、必要時には食物経口負荷試験や血液検査も行っています。治療として、最小限の原因食物の除去、食事・栄養指導、皮膚のケアをすすめています。

<アトピー性皮膚炎>

4か月から6歳児の12% 20-30歳台では9%の方にアトピー性皮膚炎があると報告されています。アレルギーの家族歴やアトピー素因があることが多く、かゆみのある湿疹を繰り返し、慢性に経過します。多くのかたは軽症であり、乳幼児期に発症した場合は数年で改善する場合が多いですが、かゆみによる睡眠障害など日常生活に影響が及ぶこともしばしばです。

基本的に保湿剤を使用したスキンケアを指導、湿疹の状態によってステロイド外用薬やタクロリムス軟膏の使用をすすめ、長期的な皮膚の改善を目指します。必要時には血液検査や食物除去テストを行うこともあります。

皮膚科ケアを要するときは隣接する<御所南はなこクリニック>へご紹介させていただいております。


<アレルギー性鼻炎>

近年患者数が増加しており、くしゃみ、みずばな、鼻づまりなどつらい症状がつづきます。

内服薬や点鼻薬による症状改善をめざし、慢性副鼻腔炎、気管支喘息、アレルギー性結膜炎など合併症に対する治療も併せて行います。

<気管支喘息> 

典型的な喘息症状はぜいぜい、ヒューヒューです。当院では発作時のコントロールに加え、喘息発作を繰り返すお子さまに対しては、長期管理としてガイドラインにもとづき年齢に応じた治療をすすめています。3歳以下の感染時に喘鳴を繰り返すお子さんに対しても対応しています。